個人情報等もあるので大雑把な記載になります。 挿管後、しばらく経過してもSPO2上昇せず血ガスの結果も芳しくなく呼吸器設定を変更。 A/C→APRV に変更。 呼吸器設定を微調整しながら換気設定値を模索。 一時的にデータは改善するもの充分な結果は出ず・・・。 人工鼻交換の短時間でもSPO2低下し上昇するまで時間を要する。 入院2日目にコロナ陽性の結果。 その時点でも充分な検査結果が得られず、これ以上当院での呼吸器治療は限界との判断。より高度な治療ができる施設に転院決定。搬送の準備にとりかかる。 搬送時の問題点。搬送準備等。 ①通常の搬送用呼吸器では酸素化維持できない。 ② ①の理由により、より細やかな調整ができる搬送対応の小型人工呼吸器をメーカーにレンタル依頼。 (レンタル器準備、到着までに約2時間半) ③ ②の人工呼吸器では現設定APRVは不可能だが、それに近い設定を少しでも再現し患者装着。現状を維持できるか約1時間確認。 →OK ④今回、搬送用に使う人工呼吸は酸素を多く使用するため、搬送用救急車のボンベ残量を事前確認。 ⑤救急車の酸素ボンベと人工呼吸の酸素配管が接続可能か数パターンを準備。 ⑥救急車到着後、救急隊員に許可を得て、準備した搬送用人工呼吸を装着させてもらう。 さらに救急隊員には搬送終了後の取り外し方を伝える。 (その間はAPRVしていた呼吸器に戻す) ⑦救急車側の呼吸器の準備ができたら、各種ポンプ類のコードを延長コードにまとめ整理。 (事前に救急車のコンセント個数、3Pコンセント対応か確認済み) ⑧患者搬出。 (患者搬出側4名 救急車搬入側7名で対応) 今回は多くの方の尽力により、搬送することができました。救急隊員の方の協力は不可欠です。特に、事前に救急車の装備等の情報確認は必須です。またメーカーの方の協力も必要です。 本当に多くの方にご協力いただきました。 相変わらずの乱筆で申し訳ありません。
top of page
bottom of page