人工呼吸器の需要予測についてお問い合わせが多くありますので、参考値をお伝えします。
新型コロナウイルスの患者数が大幅に増えた場合について
3/6に厚労省が以下のように予想しています。
(ピーク時において 1 日あたり新型コロナウイルス感染症で重症者として治療が必要な患者数)=
(0-14 歳人口)×0.002/100+(15-64 歳人口)×0.001/100+(65 歳以上人口) ×0.018/100
以上の式を2018年度の人口統計データから割り出すと、重症患者数は「7466.85人」となりました。
「重症者とは、集中治療や人工呼吸器を要する管理が必要な患者を指す。」とありますので、7466.85台の人工呼吸器の数が必要となります。
2月に行われた日本呼吸療法医学会と日本臨床工学技士会の調査では13,000台が待機中であるため、不足するといった状況ではないと考えられます。
しかし、これらのデータ自体が古く、当時とは状況が異なります。
厚労省も「当該計算式については、今後新たな知見等により変更される可能性がある」と述べています。
感染がどこまで広がるかの予測が困難であり正確ではありませんので、準備だけは進めたいと考えています。